StructFlow(構序)

Explainer

構造壁の境界部材:壁の両端を特別に扱う理由

構造壁が曲げを受けるとき、壁の両端には最も大きな圧縮ひずみが生じます。境界部材は、地震時に壁端が先に圧壊しないように設けるものです。

1壁端は最も負担が大きい箇所

構造壁は地震時に大きな面内曲げモーメントを受け、壁の両端にはそれぞれ最大の引張力と圧縮力が作用します。壁端のコンクリートに拘束がないと、想定した変形に達する前に圧壊するおそれがあります。

2境界部材の役割

境界部材は、壁端に縦筋を集中して配置し、帯筋で拘束することで、壁端の圧縮耐力と変形能力を高めます。設置の要否と範囲は、規範に従って検討します。

3強軸と弱軸

壁の長さ方向(強軸)の曲げ耐力は、厚さ方向(弱軸)よりはるかに大きくなります。実際の荷重は両方向に作用することが多いため、構造壁でも2軸の照査が必要です。

構造壁の P–M 相互作用曲線(強軸と弱軸)06,00012,00018,00024,00030,000-2,0001,6675,3339,00012,66716,33320,000M(tf·m)P(tf)θ=0°(x 軸まわり)θ=90°(y 軸まわり)
図 1同じ構造壁の、強軸方向と弱軸方向の設計強度曲線(計算コアによる実計算)。

4StructFlow での構造壁の入力

構造壁ツールでは、壁長、壁厚、両端の境界部材、壁身鉄筋の間隔で断面を記述すると、すべての鉄筋位置を自動で生成し、2軸相互作用曲面と荷重照査まで行います。

ご自身の構造壁をパラメータで入力してみましょう。

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